花の会の椿たち、その弐。
さて、昨日に引き続き花の会の椿たち。
皆様がいらっしゃるたびに一種類づつ生けていたのですが、
こちらは夕方時分に生けたもの。
用意したすべての種類をひとつの作品にしようと
あえて挑戦したものです。
大きく開花していた赤に白のしぼりの花に
一番目がいきますが、
花器の口元には獅子頭(?!)の混んだ葉を持ってきて
口元の雰囲気をしめ、
ピンクの椿などはあえて花が正面向かなくても
そのまま自然に生け色で見せ、
写真ではわかりにくいのですが、
ここでも作品の右側や奥に白椿が・・・。
個性の集まりですが白椿の存在で全体的に落ち着きます。
そして今回私が一番いいなと思ったのが
こちら。
赤い強いイメージの花器から
愛らしい白椿が背を伸ばしこちらをのぞいています。
紅梅の足元に・・・
最初は椿のみで生けていました。
ちょっと珍しいレンガ色のガラスの花器。
白の椿の潔さが引き立つような気がして・・・
この花器自体も綺麗だったので
わざと椿を低めにし、花器を覗き込んで
赤を背景に白椿を見ていただこうと生けました。
灯篭の竹も夕方暗くなるとともに
より明かりを濃くし、ゆらゆらと・・・
昨年の春から今回で4回目の花の会。
その季節きせつで周りの空気感、景色、雰囲気どれも違い、
光泉洞寿みさんに差し込む光が
その時々の作品をつつんでいました。
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