京つう

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2007年07月08日

祇園祭と花(日扇)。

私達の生活の様々な場面で、
お花は日々飾られています。
季節の節句などには、
必ずそれぞれにちなんだお花を生けますね。

そして、この京都の祇園祭の花といえば、
やはり ひおうぎ・日扇 でしょうか。

               
               祇園祭と花(日扇)。 


四条通りは早くから、お囃子の音色が
雑踏をすり抜け人々の活気と共に漂っています。
数年前、ある呉服屋さんからのご招待を受け
屏風祭りで賑わいをみせる室町へ。

玄関横の町屋格子からは
普段お目にかかれない歴史のある屏風が。
両サイドに古い燭台が置いてあり、
そこだけ冷たい空気がピンと張っているようで、
見ていると呼吸がどんどん穏やかに深くなっていくようでした。

その入り口も素晴らしかったのですが、
中にも様々な屏風や着物や帯が展示してあり
表の鉾飾りにも劣らぬ華やかさです。

奥座敷に通されると・・・
座敷をはさみ、手前の庭と、奥の庭に 
なんと立派な氷柱がおいてありました。
座敷を通り抜ける風が氷柱を撫で入ってきます。
大きな氷がとける様子を眺めながら、
夏のしつらえをしたお座敷で
とっておきの屏風を見せていただいたことを思い出します。

 
                   祇園祭と花(日扇)。      
                     夏の生け花をもう一杯・・・


外は祭りの人ごみで賑わいを見せていましたが、
奥の座敷は柔らかい電球のひかりの下、
別の時間が流れていました。







祇園祭と花(日扇)。
お囃子の音色・・・祇園祭が終わってからも
2~3日は耳から離れません。

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Posted by Fairy 岸 勝人 at 17:40│Comments(4)生け花
この記事へのコメント
こんばんは。
この青いお花は何というお花でしょう?私この色大好きです。
祇園祭行けるといいのですが、まだ仕事の調整ができていなくて。行く日が決まったら必ず連絡します!
Posted by ヒナ at 2007年07月08日 23:17
ヒナさま、ありがとうございます。
この青いお花は「鉄線(てっせん)」
というお花です。
ちょっと分かりにくいですが、
じくの部分が鉄の線のように細く
シャープな輪郭のはっきりしたお花です。
好きなお花なので、
このブログにも何度か登場しています。
ちなみにブログの一番最初に出てくるものが
色などわかりやすいかと思いますので
一度見てみてくださいね。
Posted by Fairy 岸 at 2007年07月10日 12:22
祇園祭に京都へ行き、杉本家でひおうぎが祇園祭に飾る花であることをはじめて知りました。そして検索をかけたところ、こちらへ行き当たりました。床の間に何気なく飾る花をこれから実践してみたいと思っております。色々ヒントを下さいませ。
Posted by アガサ at 2007年07月18日 20:04
アガサ様、ありがとうございます。

京都の街中ではさまざまなお店のウインドーに
ひおうぎが生けられていました。
節句の花や冠婚葬祭をはじめ
生活に何気に花があるというのはいいものですね。
わたくしのブログはテクニックというよりは
気持ちの部分で、お花と向き合って
感じたことなどを綴っています。
その中で何かヒントと感じていただける
ところがあれば嬉しいです。

祇園祭に作品展示販売などをしておりまして
ちょっと更新があいてしまいましたが、
なるべく毎日、何気ない写真をアップしていこうと思っています。
またお時間あるときに遊びに見に来て下さい。
お花について・・・感想などもいただけると嬉しいです。
Posted by Fairy 岸 at 2007年07月18日 22:30
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